③ウィンダス2(879年)
◆ 879年
スター国はロベル=アクベル宰相の采配により軍備を再編し、再びプリーン国に侵攻するが、
875年、異民族侵攻。シャフラフ・サッジャード率いるアトルガン皇国の軍勢約15万がスター国オンゾゾに上陸する。しかし878年には大陸から完全に撃退する。
879年、プリーン国首都コンシュタット陥落。プリーン国は滅亡し、その所領はスター国に帰属する。
◆ アトルガン皇国軍の侵攻
875年、アトルガン皇国は、この大陸の、海を隔てたはるか東にある大陸にある近東の国で、強大な軍事力をもつ国家である。862年~の水晶大戦には不干渉の立場を示していたが、強大になりつつあるスター国に対し、一軍を派遣してくる。スター国は一時はカルゴナルゴ砦まで侵攻を許したものの、遠路の強行軍はそこで限界に達し、やがてスター軍の反撃により各地で撃破され、878年には駆逐された。
◆ プリーン国の滅亡
スター国の圧倒的な物量とタルタル魔道師団・ミスラ傭兵団の連携戦術の前に、プリーン国共和軍団は戦線を維持できず後退を重ねる。ルートヴィヒ、マクシミリアンなど往年の名将も今は無く、グスタベルグ地方はほぼスター国の占領下に置かれた。
878年、プリーン国は軍団を集結し、クララ宰相自ら軍団を率い、第3次南グスタベルグ会戦で最後の迎撃戦に望む。ここを抜かれると首都コンシュタットまで無人の荒野であった。しかしクゥッジャ・ヴァシャイ侵攻軍の前に迎撃軍は惨敗を喫し、クララ宰相は乱戦の中で自らの命を絶った。
879年、スター国は君主ゲージホ=エジホ自ら軍を率い、プリーン国首都コンシュタットを包囲。大軍の前にアンシャラーラ城は抵抗虚しく陥落する。プリーン国には多くの名だたる大魔元帥が健在であったが、エリヴィラ、エリカ、クジャカは陥落を前に自らの命を絶ち、ザザーグ、バルトロメウス、ソニアとプリーン大統領は捕縛された後に処刑された。エリヴィラの嫡子であるルチローム・ゴーゴリ軍団長のようにスター国に下った将軍はごく僅かであり、その殆どは滅亡する自国と運命を共にした。
プリーン国の所領を併合したスター国は、ミンダルシア大陸の殆どとクォン大陸の半ば以上をその所領とし、全土統一は時間の問題と思える。プリーン国との戦争で新たに2名の将軍が大魔元帥の列に加わった。ヨラン=オラン大魔元帥、レコ=ハボッカ大魔元帥である。ヨミ、ペリィ・ヴァシャイ、ロマー・ミーゴ、カイル=パイルを加え、6大魔元帥がスター国を空前の帝国へと導いてくれるだろう。誰もがそう思っていた。
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